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自然災害と専制国家

ビルマ(ミャンマー)のサイクロン、そして中国・四川の大地震。
つくづく自然の恐ろしさを感じざるを得ない。
そして国際的な人道面での協力の重要性も。
でも、、、
四川大地震の陰で、すっかり報道されなくなってしまったチベット問題はどうなったの?

自然災害とそこからの人命救助は、言うまでもなく一刻を争う最優先の人道的事項。
どのメディアもこれを中心に報道するのは当然だろう。
政治も、これに最優先で取り組むのは言うまでもない。

でも、でも、報道が影を潜めたチベット問題は解決したのか?
そりゃ違うだろう

チベットにおける人権抑圧の問題は、ダライラマ14世の意向を携えたチベット仏教の代表と中国当局の対話が行われた、というあたりで報道自体はプツッとなくなってしまい、その後の進展はうかがわれない。
世界が納得する進展があれば、専制国家中国のメディアがプロパガンダとして報道しないわけがない。

この震災。胡錦涛政権にとっての「意味」はどう解釈できようか?

世界の目はすっかり四川に向いてしまった。
被災者には追悼の意をどれだけ表しても表しきれない。
でも皮肉にも胡錦涛政権にとっては、実はありがたい出来事だったと言えるのではないか。

聖火リレーでのチベット支持と反中国専制政治という世界からのバッシングが、一気に同情へと変わったのだ。
国内的にも、いち早く温家宝首相を災害地へ現地入りさせて陣頭指揮を執らせ、後に胡主席も合流して国民の一致団結をシンボル化する機会を作った。

不幸なのはただただ権威主義国家に生活する震災被災者。
ビルマもそうだが、悲惨な災害を専制・独裁の強化の手段にしてしまう愚はあってはならないはずだ
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テーマ : 政治・時事問題
ジャンル : 政治・経済

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仏紙Le monde(2008年5月21日付)にDaniel Vernet記者が寄せた「大惨事の上手な利用法」という論説は、まさに時宜を得たシニカルな分析だと思う。
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かずなり

Author:かずなり
神戸在住の国際関係研究者。
赤ワインとチェコビールと蕎麦と栗を愛す。
競馬は欠かせない。

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